介護職をしている人の中には、結婚して地元に戻ったり夫の転勤で地方へ移住したりと、地方への転職を余儀なくされる人たちがいます。このようなケースとは別に、自分から望んで地方へ移住する人も増えています。ウィズコロナの影響で働き方が変わったり、家族との関係や生活スタイルを見つめなおしたりする人が増え、地方都市への移住を希望する30~40代の人が増えつつあります。
東京、大阪、名古屋などの大都市からの移住先で人気なのは、やはり関東圏です。神奈川、埼玉、千葉を中心に地方都市への移住を検討する人が増えました。ですが、日本には魅力的な地方都市がたくさんあり、どの地域が自分に合うのか悩む人も多いようです。近頃は短期滞在などのお試し移住ができる自治体が増えているので、その土地が自分に合うのかある程度確認できます。
2019年の調査では、移住先で1番人気があったのは静岡県です。浜松市、静岡市が人気です。特にUターン移住者が多く、子育て世代が集まっています。温暖な気候で首都圏、関西圏へのアクセスが良いのが魅力です。2番目に人気なのは福岡県です。福岡市、北九州市などが人気です。バスやモノレールなど交通の便が良く移動しやすいです。グルメが豊富で、住環境も良いです。三大都市からの移住者には支援金制度があります。3位は山梨県です。甲府市、甲斐市などが人気です。2027年にはリニア中央新幹線が開通し、ますますアクセスが良くなります。自然が豊富で、美しい景観に恵まれています。