単純承認とは、相続の意思がある場合のことを指します。

相続とは被相続人の財産をすべて相続することを指します。
この場合の全てとは、現金、土地、有価証券などのプラスの財産のみならず、
借金というマイナスの財産も含まれています。

テクスチャー01

相続の場合は、どちらか一方のみ、
とりわけプラスの財産のみを相続をするということは出来ないので、
両方引き受けるか、両方引き受けないかのどちらかになります。

もし、借金部分の方が多ければ相続放棄を行った方がよいので、
相続放棄を行えば相続の意思なしということで、
単純承認にはなりません。

しかし、プラスの財産の方が多ければ
借金を差し引いた分だけ相続した方が、
相続放棄をしない方よりも特になるので、
特に何もしなければ単純承認とみなされます。

その他には、相続に対する行為を行った場合も意思ありとみなされます。
つまり、相続財産の処分を行った場合です。

具体的には、土地不動産の売却や名義変更、
故意に毀損した場合です。また、相続放棄を行うために、
あえて相続財産を消費したり、
財産目録に遺産を記載しなかったり、
悪意を持って財産を隠匿したりした場合は背信的行為とみなされ、
財産放棄ではなく、単純承認とみなされてしまいます。

つまり、相続放棄をしない場合と相続に対する行為を行わなければ
単純承認になるという事になります。